光の姫とゆかいな仲間たち
「ライト君。こっちとこっちどっちがいいと思う?」
ヒカリの頼みとなれば断れず今は町の服屋にいた。
今日が休日だけあって人通りが多い。
オレはあまり人混みてのが得意ではなくてヒカリを遠くで見てるとヒカリが声をかけよってきた。
ヒカリは女物の服を持ってオレに見せてきたのだ。
なんで女ってのはこうなんだ?
でもヒカリが嬉しそうにしてるのはオレも嬉しいからいいけど。
そう思いながらもヒカリが持つ服を選ぶ。
「こっちのがいいと…思う」
適当に選んだ物を嬉しそうに『やっぱりこれかな?』とかいうのはもとから欲しいのが決まってる場合が多いと思う。
はぁ…とてつもなく眠い。
「ライト君お待たせー。って、もしかして眠い?」
服を買ってきたヒカリはそう言いながらオレの顔を覗きこんだ。
「うん? まぁ…」
だって昼から寝ようとしてたからそれを今に費やしてるからな。
「やっぱり眠かったんだね。だったら断ってくれても良かったのに」
ヒカリは申し訳なさそうに言うとオレの手を引っ張った。
オレはなすがままにヒカリに引っ張られた。
そしてオレを近くにあった椅子に座らせた。オレの隣にヒカリは腰かける。