光の姫とゆかいな仲間たち
「あたしの好きなもの? あたしはお団子かな。
特にみたらしだんごが好きかな」



ヒカリってお団子が好きなのか。そういえば最近美味しいお団子屋さんが出来たっけ?


「なぁ。よければオレとお団子食べに行かないか?
最近出来たお団子屋さんが出来たんだよ」


「お団子! もちろん行くー」


ヒカリは目をキラキラさせながらも頷く。


相当お団子が好きなんだなって思っているとフウタが喋りだした。



「だったら、僕も「あぁん?」…いぇ、なんでもないです」


フウタが僕も行くって言い出すのを睨みつけた。


たまにはオレだってヒカリと喋りたいんだよ。ただでさえヒカリと会うとケンカばかりしちゃうんだから少しでもいいからヒカリといたいんだ。



「カイジ君。そのお団子屋さんってどこにあるの? 明日ちょうど日曜日だし食べに行こうよ?」


ヒカリはオレの頭一個分背が小さいから必然的に上目遣いになる。それと同時にオレの腕を引っ張りながらのため可愛く見える。



やべ。これは反則だろ?


自分の口を隠すように口を手で覆う。




「カイジ君。照れてる?」


今度は右に首を傾げた。


「照れてないからその手を離せって!」


こいつは無意識にこういうことやるから困るんだよ。そのせいで腕を振り払っちまったじゃねぇか!?


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