光の姫とゆかいな仲間たち
「白原さんがどうしてもって言うから来ちゃった☆」


ミズノが楽しそうに話してくる。


男の『来ちゃった☆』はキモいからな。
その楽しそうな顔もしてやったりにしか見えないから!


あぁ。オレ。多分今なら泣けるかもしれない。


そう思いながらも顔を俯くとヒカリの声がした。


「カイジ君? やっぱりダメだった?」


ヒカリがオレの顔を下から覗きこんできた。


その顔は心配そうな顔だった。


そんな顔がすんなよ!



「なんでもないから。今から団子屋行くぞ」




顔を赤くなってるのを誤魔化すためにオレは怒鳴った。


「うん!」


心配そうな顔から一変してヒカリはぱあぁぁって笑顔になった。


その笑顔についつい見惚れてしまう。



あぁ。もうこうなったらヤケだ。ヤケクソだ。バカヤロー!?




オレの苦手なもの…いゃ、弱い物にヒカリの上目目線が加わったのは言うまでもないだろう。



ミズノの野郎。オレのときめき返しやがれー!






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