光の姫とゆかいな仲間たち
ーヒカリ目線ー



なんでこうなったのかな？


あたしは一人歩きながらも隠れるところを探す。一時間ぶっ通しで逃げるなんて馬鹿げてる気がしてとりあえず隠れるところを探していた。


「でもフウタ君に見つかってもなんとか見逃し「ませんよ。負けたら罰ゲームですから」



「うぎゃー！いつのまに？！」


いつの間にかあたしの後ろにいたフウタ君。あたしは逃げるように回れ右をして走り出した。


あたしが本気を出せばフウタ君には負けない。その証拠に今現在フウタ君とあたしの距離は結構開いていた。



というかなんであたしがここにいるのがわかったかな？
一応ここは運動場の反対側だったからそうそうわからないはずなのにさ。



「ヒカリさんは早すぎなんですよ」


そう言いながらもフウタ君は追いかけてくる。



捕まったら罰ゲームだから捕まるわけには行かない。
よし。じゃあこの木に登るか。


そう思いながら木に足をかけると跳ねるようにして一気に登った。


人よりか運動神経がよくて良かった。そう思いながらも木の上でフウタ君を通り過ぎるのを待った。







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