光の姫とゆかいな仲間たち

朝。
あたしは自分の部屋の前で人を待っていた。
何故ならその人と初詣に行く約束をしていたからだ。


寮の中だから風は入って来ないけど冬の独特の寒さはあり、手を暖める為に両手にハーッと息をかけて暖めた。


そうやって大切なあの人を待っていると足元を誰かに触られてた。
あたしはヒャッとあまり可愛らしくない声を出しながら足元を見るとそこにはしゃがみこむ黄色の髪が見えた。


「ライト君!?
こんな所でしゃがみこんでどうしたの？」


ライト君の隣にしゃがみこんでライト君の顔を除きこんだ。ライト君の顔を除き込むとライト君の頬が赤くなっていた。


「あれ？ ヒ…カリがたくさん、見える」

ライト君はいつものゆっくりとした口調でしゃべり出してあたしにくっつくかのように抱きついてきた。