少女は愛を知った
『…。はっ?』
「そうなんです。何度もやったんですが何もデーターがないんです。」
『それは一体…?』
「人間ではない。」
『まじかっ、宇宙人かよ。』
「あっ、そういう意味ではなくて誰かにデーターを消されたのではと思いますよ。」
『どうしてだ?』
なんで消される必要があるんだろうか。
「恐らく、過去に何かあるから誰かが消したんだと思います。」
『過去…か…。』
やっぱりあいつには何かあるんだ。
「知り合いに消してもらったんですよ。」