少女は愛を知った
現実
いきなり海猫が泣きながら叫んだ。
何かが壊れたかのように…。
そしてそのまま海猫はその場に倒れた。
『おいっ!!!』
俺は海猫を抱きかかえたまま屋上をあとにした。
『連いるか!?拓也ー!』
「どうしたんだよ連!」
連が現れた。
『こいつ、いきなり泣き叫んで倒れたんだ。』
「分かった。俺は先に救護室に行ってる!」
連は先に階段を下りて救護室に向かった。
「大丈夫…だか…ら…」