少女は愛を知った



『…!?海猫!!!』


「別に死んでないから…。ってか下ろしてくれない?お姫様抱っことが恥ずい…。」


『はっ!?倒れたから運んであげてるだけだろ。』


「大丈夫だから。さっきのは気にしないで。」


ひょいっと俺の腕から海猫は下りた。


『何やってんだよ。』


「お願いだから…。私に関わらないで。」


『はっ!?じゃあなんでここにいるんだよ。』


「こっちの勝手でしょ。あっ、心配してくれてありがとうございます。」


海猫はそのまま階段を下りてどこかにいってしまった。



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