melt away
やっぱりそうだよな。

…どうしよう。




『病気平癒じゃなくて健康?』

『そう!簡単でいいだろ』

『あはは、ありがとう、大事にする。もし、私が大事に出来ない時が来たら修也、頼むからね』





…俺、それさえ、大事に出来てないし…最悪。


はあー、と大袈裟なため息をつけば葵が笑った。


「すぐ見つかるよ。どのへんで無くした?手伝うから」

「さんきゅ、でも思い当たる節があるんだ」

「なに?」

「昨日酔っ払って公園で寝てたら……………。」


…あ、

言っていいのかな。

優奈に似てる女の子のこと。


葵は何も疑わない瞳で俺を見る。

ふぅ。と息を吐く。


「………なんか、助けてくれた人がいてさ」

「男?女の子?」

「…………女の子」

「……修也くん。中学生や高校生じゃないんだから…。」

「盛ったりしてません。」

「え、まじ?珍しい。」

「バカ。そんなに処理に困ってねーっつの」

「ひゅー、モテる男は違いますねぇ」


…もういいや。


黙っとこ。


「そいつが持ってるかもしれないから大丈夫だわ。自分で探す」

「そう?ま、いつでも協力してやるから」

「おう、さんきゅ。」



とりあえず早く仕事終わらせよ
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