永遠恋愛
女の人と楽しそうに笑う周太さん


綾香のバカ…
私のためなんかじゃないじゃん…


「!…美香?」

「……周太の…宮崎の馬鹿!!!!!!!!!」


私はその場を放れたくて、逃げ出した

たどり着いたのはマンションの隣にある小さな公園

脅されてたんじゃないの?
これじゃ私に飽きただけにしか思えない

「うぅ…ひっく…ばかぁ…」

私の目には大量の涙

その涙は止まる事をしらず、次々と出た


「…美香?」

聞き覚えのある声が私の耳に入った

ジャリ…と砂の音をたてながらそれは段々近付いて来た

「やっぱり美香だ…裕だよ。ひ〜ろ!…どうした?こんなところで泣いて。」

私の額に流れる涙を裕君は自分の親指で拭いてくれた

「…裕ぉ…」

「…おいで」

裕は泣く私に優しく微笑み腕を広げた

私は裕にギュウッと抱き着いた
それに裕は返してくれた

そして裕は私にキスをした
触れるだけの優しいキス


それだけでも凄く嬉しかった

今はとにかく私の傍に居てほしかった




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