キミだけに・・・。
私の気持ち。
あれから3年の月日が流れ・・・
私は小学校三年生になった。
私は相変わらず耕大くんに
恋をしていて
友達もいて・・・
そういう毎日がとても
楽しかった。
でもその幸せはずっと
続くものではなかった。
「え?今なんて?」
私は自分の耳を疑った。
「だから!!引っ越しするの!!」
何回聞き直してもお母さんは
そう言っている。
理由はおばあちゃんが
一人暮らしだから・・・。
おばあちゃんの家は
とても遠いわけではない。
ここから車で30分ぐらいの
ところだけど・・・
それでも耕大くん達と離れるのは
嫌だ。
でも行きたくないなんて
言えない。
私はその日眠れなかった。
幼いながらも私なりに
いろいろ考えた。
次の日。
私は学校へ行った。
「おはよう♪」
桃と美紀は笑顔で言った。
「おはよ。」
「あれ?紗耶香顔色悪いけど
大丈夫?」
桃は私の顔色を気にしている。
「大丈夫・・・。」
バタッッ!!
「ちょ!!紗耶香!!大丈夫!?」
「俺、先生呼んでくるね?」
耕大くんはそういった。
私は保健室で寝ていた。
目が覚めると・・・。
「え!?耕大くん!?」
「あぁ。目覚めた?
昨日ちゃんと寝た?朝ご飯は
食べた?」
「違う。」
「じゃあどうしたの?俺で
いいなら話聞くよ?」