【短編】ぼくはポチ
「ポチが人間だったら、
どんな事を話してくれる?」
ミキちゃんの口から切な過ぎる言葉が
出て来た。
ミキちゃん。
ぼくの言葉は
ミキちゃんに伝わっているでしょ?
ぼくはミキちゃんの返事から
『伝わってるんだな』と思うんだ。
「どうして…あの人は、
あたしの事わかってくれないんだろうね?
最近会っても喧嘩ばかりだわ」
ねぇ、ミキちゃん。
あの人って誰?
ミキちゃんはぼくを理解してくれるけど、
ぼくはミキちゃんの外での姿を知らない。
―…ミキちゃん。ねぇ…
ぼくが【にんげん】だったなら、
今すぐにでも抱きしめるのに。
どんな事を話してくれる?」
ミキちゃんの口から切な過ぎる言葉が
出て来た。
ミキちゃん。
ぼくの言葉は
ミキちゃんに伝わっているでしょ?
ぼくはミキちゃんの返事から
『伝わってるんだな』と思うんだ。
「どうして…あの人は、
あたしの事わかってくれないんだろうね?
最近会っても喧嘩ばかりだわ」
ねぇ、ミキちゃん。
あの人って誰?
ミキちゃんはぼくを理解してくれるけど、
ぼくはミキちゃんの外での姿を知らない。
―…ミキちゃん。ねぇ…
ぼくが【にんげん】だったなら、
今すぐにでも抱きしめるのに。