2つのグラス

「ワタシ、ワタシって。いまどきの詐欺じゃないんだからさぁ。」

『あはは、ゴメンゴメン。』

掛かってきた先は、
親友の、

松岡 絵里奈。

Erina Matuoka。

「で、どうしたの。絵里奈。」

『いやね、また今度にさ、連休あるでしょ??』

ソファーに座ってカレンダーを見る。

確かに、まとまった休みがある。

『その日、出かけない??』


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