GAME
「いってらっしゃい」



その言葉たちを背中で聞き、


ジリジリとする太陽を浴びて


近くにある中学へと向かった。


学校へは徒歩5分。


ギリギリに行ってもいいけど、


楽しみなことがあると


不思議と学校へと向かってしまうのだ。



「あ…。」



そう言えば


メールの返事をしていなかったことに


気づいた。


カチカチと親指を動かし


簡単に返事を送った。



さて、


今日はどんなゲームをしようかな?


考えるだけで頬が緩む。









< 6 / 72 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop