黒猫連合~闇の中の光~
ステージから降りて奏雅たちの目の前にきた






俯いたままいると誰かに抱きしめられた




顔をあげると奏雅がいて





「あと2分で片付ける」


そう言って東条の方を向いた


最初のときとは比べ物にならないほどの殺気をだして






「覚悟はできたか」


と低く唸るような声で言った



それを合図のように全員が動き出した





藍龍の皆は私を囲むようにしてくれている








ちょっと前まで私が守る立場だったのに今は守られている





私が守られてるってアイツ等が知ったら笑われるかもな





『馬鹿みたい』

そう誰にも聞えないように呟き自嘲した




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