俺は女子高生!?~女になった俺【BL?】~



俺はやっと親父の死を確信した。


「っ親父……」

目から涙がこぼれた。

親父にはもう会えないんだ。

そう思うとムショーに悲しくなって。


すると、死んだはずの親父が目を開けてこう言った。

「最後にお前の願い、叶えてやろうか」

「……え?」

そう言うと親父はまた目を閉じた。


「っええええ―――っ!!」

もう涙は出なかった。

通夜、葬式に出たけど涙は出なかった。

死んだはずの親父がいきなりしゃべったんだから。

びっくりしすぎて状況が飲み込めない。

『お前の願い、叶えてやろうか』





「……俺の夢ってなんだっけ?」

そう呟いて、俺は眠りについた。












< 6 / 12 >

この作品をシェア

pagetop