俺は女子高生!?~女になった俺【BL?】~
俺はやっと親父の死を確信した。
「っ親父……」
目から涙がこぼれた。
親父にはもう会えないんだ。
そう思うとムショーに悲しくなって。
すると、死んだはずの親父が目を開けてこう言った。
「最後にお前の願い、叶えてやろうか」
「……え?」
そう言うと親父はまた目を閉じた。
「っええええ―――っ!!」
もう涙は出なかった。
通夜、葬式に出たけど涙は出なかった。
死んだはずの親父がいきなりしゃべったんだから。
びっくりしすぎて状況が飲み込めない。
『お前の願い、叶えてやろうか』
「……俺の夢ってなんだっけ?」
そう呟いて、俺は眠りについた。