意地悪な生徒会長

「なんで下向くの?」


「い、いや、その……」


どうしよう……


すると、今度は無理やり上に向けさせられた。


「……目、真っ赤。」


そう言って、笑いながら先輩は親指で優しく涙を拭った。


「あ、ありがとうございます。」


「おぅ。…少し休んだらここ出ようか。」


「え、でもまだ全然…」


やっぱり、先輩は遊園地嫌いなんだろうか。





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