意地悪な生徒会長

ホッとしたのか、私の目から涙が溢れた。


「怖かったよな?もう大丈夫だから。」


そう言って、私を自分の方に抱き寄せて頭を撫でた。


先輩は私が落ち着くまでずっとそうしていた。


「…あっありがとうございました。もう、大丈夫です。」


「そっか。……っっ」


…ん?先輩、笑ってる?


「何笑ってんですか?」





< 147 / 196 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop