意地悪な生徒会長
「……え?」
この前?
てゆーか、桐って…
「桐とプリント一緒に拾ってただろ?」
プリント……あ!!
「あの人が生徒会長だったんですか!?」
「やっぱり杏子ちゃんだったんだ。…え?てゆーか、桐のこと知らなかったの?」
「え?まぁ…。入学式の時は遠くて顔わかんなかったし、友達に聞いて初めて有名な人だって知りました。」
いやぁ、まさか生徒会長だとは思わなかった。
まぁ、確かにあの人はかっこよかったけど…。
「まさか桐を知らない子がいると思わなかった…。」
「えっ?」
「あ、ううん。ここが生徒会室だよ!」
そう言って白河先輩は、生徒会室の扉を開けた。