意地悪な生徒会長

-杏子side-


お互い一言もしゃべることなく、黙々と作業を続けている。


私はこっそりと向井先輩を盗み見る。


こうやって見ると、さらさらな髪だし、まつげは長いなぁ…


まぁ、そう見ると人気ってのがわかる気がする…


すると、視線に気づいたのか向井先輩が顔をあげた。


「ん?どうした?」


うわわわ、バレたらどうしよう…。


「あぁ、疲れちゃった?少し休憩しようか。」


「あ、はい…。」



< 29 / 196 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop