意地悪な生徒会長
突然ガラッとドアが開き向井先輩が帰ってきた。
「お待たせ……って成瀬さん!?」
「あ、お帰りなさい。あと少しで終わりそうなんで。」
なんで、そんな驚いてんだ?
まさか、何か間違った!?
「…あの、何か違いましたか?」
だったら余計なことしちゃってるよね。
「いや、そうじゃなくて…。ありがとう。」
そう言って、先輩は私の頭をポンポンした。
「あとは俺がやるから帰っていいよ。…あと、これ。」
そう言って、先輩はお茶の入ったペットボトルを差し出した。
「お礼。かなりやってもらったから…。」
「ありがとうございます。じゃあ、お先に失礼します!」