EXIT~出口を探し求めて~
はじまりは…
俺はいつものように魔物を倒している。
魔物を倒しならがら旅をしてもう一年ぐらいがたった。
「あそこに村があるな。
今日はあそこに泊まるか」
日が大分傾いて来ていた俺は目の前にある村に足を進めた。
村に着くと気がづけば村の女たちに囲まれていた。
女たちが邪魔で前に進めねえ。
しかも猫撫で声で話し掛けてくる。
「あなた格好いいね。
名前なんて言うの?」
「この村に何しにきたの?
泊まるところがないなら、私の家に来ない?」
はっきり言ってうぜえ。
なんでことあるごとに女に囲まれなきゃいけねえんだよ。
「邪魔」
「キャー!!
しゃべったぁ〜!」
「声も格好いい~」
キャーキャー
うるせー
黙れよ。
女たちを無視して進む。