EXIT~出口を探し求めて~
「ちっ
厄介なやつにつけられてたもんだな」

「仕方ないよ
ギーギールは魔法使いにしか見つけられないから
ミラルがいなかったら俺達は今頃死んでたよ」

確かにその通りだった
ギーギールは魔物の中でも珍しく魔法が使える
だから魔法の使えない俺達はギーギールの気配を感じることが出来ない

「ギーギールは俺が倒すからゼロとヒューイは手を出すなよ?」
そう言って呪文を唱えた
「ラステナの神より与えられしこの力
善をもち義をもつ、悪を祓いて此を授かる
ジングロー!!」
杖から出た光はギーギール目掛けて飛んでいく
ギーギールが守る体勢に入るよりも先にギーギールの体を
貫いた

驚いた
こんなに優秀な魔法使いだとは予想もしていなかった
今まで会った魔法使いなんて非にならないほどだ





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