出会いは偶然 恋は必然


それから俺は、優羽って子のことを見守り続けた。そして高校の入学式。


あの子に似た子を見かけて、思わずあとをつけていた。



案の定そのこは先輩たちに絡まれていた。



「先輩方すみません。そのこ、俺のツレなんで、離してくれません?」



そう、これが俺たちのちゃんとした出会いだった。



______________....



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「じゃぁ、隆樹くんは私のこともおばあちゃんのことも知ってたの?」



「そういうこと」



嘘・・・・。



知らなかったのは私だけなの?



「でさ、俺は優羽を見守る義務があるわけだ」



「えっと・・・」



「もう一回聞くよ?なんで泣いてんの?」



「それは・・・・」



「言ってみ?」



言ったら隆樹くんが好きなことばれちゃう。



だけど、今なら言えるきがする。



「隆樹くんに好きな子がいるって知ったから」



「へっ?俺?」



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