出会いは偶然 恋は必然
それから俺は、優羽って子のことを見守り続けた。そして高校の入学式。
あの子に似た子を見かけて、思わずあとをつけていた。
案の定そのこは先輩たちに絡まれていた。
「先輩方すみません。そのこ、俺のツレなんで、離してくれません?」
そう、これが俺たちのちゃんとした出会いだった。
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「じゃぁ、隆樹くんは私のこともおばあちゃんのことも知ってたの?」
「そういうこと」
嘘・・・・。
知らなかったのは私だけなの?
「でさ、俺は優羽を見守る義務があるわけだ」
「えっと・・・」
「もう一回聞くよ?なんで泣いてんの?」
「それは・・・・」
「言ってみ?」
言ったら隆樹くんが好きなことばれちゃう。
だけど、今なら言えるきがする。
「隆樹くんに好きな子がいるって知ったから」
「へっ?俺?」