出会いは偶然 恋は必然
「おいおい、シカトかよ~」


無視。



「あぁ~。タバコ吸ってるから嫌われちゃったか?」



無視。



「反応なしですか~?」



イラッ。



「すみませんが、ここを通らせてもらいますので」



「んー、それは無理だね~。」



「なぜですか?」



「君がかわいいから」



ゾワッ。き、きもい。



「ちょっと俺たちと話しようよ~」



そういって、真っ赤な頭の先輩が私の肩に手を置いた。



「いやっ!離して!」



必至に抵抗するけど、所詮は女の力・・・・。



男には勝てない。



このまま、どうなっちゃうのでしょうか。



ピーとかプーとか、されちゃうのでしょうか。


そんなことを考えていたとき、


「先輩方すみません。その子、俺のツレなんで、離してくれません?」


声がした。
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