【短篇】しおり-AquaTimez-
想い出。
二人が付き合うようになり2週間程が経ち、いつものようにバイトを終えて、17時2分前に駅に着く。
17時になりチャイムがなっても彼女はまだ来ない。
彼女は17時2分前に着く電車で駅にくるが、小柄な彼女は電車を降りた人混みの中に埋もれ、いつもトコトコと、いつも最後尾の方から駅の出口を出てくる。
2分半後、時計台の下で待ってる俺を見つけて、駅の出口から小走りで彼女が駆けよってくる。
「ごめーん!待ったぁ?」
「大丈夫だよ!ちょうど電車が着いた頃に来たから。」
俺は左手を差し出し、彼女の右手をそっと握り歩き出す。
お互いまだ、ぎこちなさは感じるが、握ったその手はしっかりと繋がれていた。
いつものように、いつものファミレスに入り、アイスコーヒーとアイスミルクティーを頼み、おしゃべりを始める。
初めて会った時から付き合ってからも、待ち合わせてここのファミレスに来るコトは何にも変わっていない。
あっ、そーだ!ただ、ひとつ変わったコト。。。
それは、彼女が俺のコトを『まーくん』と呼ぶよーになったコト。そして、俺が彼女を『ユカ』と呼ぶよーになったコト。
ユカは、いつも、今日バイト先であったコトを楽しそうに話す。
毎日を、楽しそうに過ごしている彼女を、俺はとても愛らしく感じた。
17時になりチャイムがなっても彼女はまだ来ない。
彼女は17時2分前に着く電車で駅にくるが、小柄な彼女は電車を降りた人混みの中に埋もれ、いつもトコトコと、いつも最後尾の方から駅の出口を出てくる。
2分半後、時計台の下で待ってる俺を見つけて、駅の出口から小走りで彼女が駆けよってくる。
「ごめーん!待ったぁ?」
「大丈夫だよ!ちょうど電車が着いた頃に来たから。」
俺は左手を差し出し、彼女の右手をそっと握り歩き出す。
お互いまだ、ぎこちなさは感じるが、握ったその手はしっかりと繋がれていた。
いつものように、いつものファミレスに入り、アイスコーヒーとアイスミルクティーを頼み、おしゃべりを始める。
初めて会った時から付き合ってからも、待ち合わせてここのファミレスに来るコトは何にも変わっていない。
あっ、そーだ!ただ、ひとつ変わったコト。。。
それは、彼女が俺のコトを『まーくん』と呼ぶよーになったコト。そして、俺が彼女を『ユカ』と呼ぶよーになったコト。
ユカは、いつも、今日バイト先であったコトを楽しそうに話す。
毎日を、楽しそうに過ごしている彼女を、俺はとても愛らしく感じた。