【短篇】しおり-AquaTimez-
「じゃ、食べよっか♪」
「うん♪いただきまっす!」
「まーくん、誕生日おめでとう♪」
「ありがとう♪♪(照)」
買ってきた缶チューハイで乾杯。早速、料理を食べる。
ココ最近の俺にはなかった、豪勢な食卓。
「簡単なモノしか出来なかったんだけど…」
「ぅうん!そんなコトないよ!!おいしそう♪」
サラダ、鶏の唐揚げ、パスタ…ひとり暮らしの俺には充分すぎるくらいの料理だった。
「ンフっ。うん!おいしぃ♪」
「ありがとぅ♪(照)」
ユカが、こんなに俺の誕生日のコトを考えていろいろ準備してくれたコトが、素直に嬉しかった。
ユカの料理は、本当においしかった。話も自然と弾んだ。
料理を食べ終わって、少し食休みにテレビを観るコトにした。さっきまで向かいあって座ってたユカが、ベットにもたれかかっていた俺の隣にきて座った。少しまったりする。
30分程経った頃、ユカが立ち上がった。
「そろそろケーキ食べよっか♪」
「うん!」
ユカがケーキの準備を始めた。