【短篇】しおり-AquaTimez-
俺は棚の上からデジカメをとり、

「こんなにいっぱいのプレゼントありがとう♪でも、俺にはユカが一緒に祝ってくれたコトが一番のプレゼントだょ♪いっぱい思い出作ろうね!じゃあ、今日が最初の想い出ってコトで一枚撮ろ?」

と俺は言い、ユカの側に行き、左腕でユカの肩を抱き、二人の顔が近づいたトコで写真を撮った。
その後も、一枚だけと言いながら二人で何枚も写真を撮った。顔を近づけた写真や笑いあってる写真、ケーキを食べさせっこしている写真、そんな風に二人でじゃれあっているうち、なんとなく雰囲気がよくなり、俺はユカと正面を向き合い、ユカの肩にそっと手をのせゆっくりとユカの唇にキスをした。

付き合って初めて、ちゃんとしたキスだった。

しばらくの間キスをした後、次の日が二人共休みだったからユカを家に泊めるコトにした。

ユカが片付けをしてくれている間、俺は風呂を済ませ、その後にユカが風呂へと入って行った。

しばらくしてユカが出てきた。
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