【短篇】しおり-AquaTimez-
朝起きると、部屋にユカの姿はなかった。
昨日の夜、食器やテーブルの上を片付けて帰ったようだった。

ユカが家に帰ってから送ってきただろうメールを読んだ。

『寝ちゃったみたいだから帰ったょ。なんか、無理してご飯食べさせちゃったみたいだね。ゴメンねm(__)m

時間遅い時は、まーくん疲れてるだろーから、遅くなる時は行かないね。でも、早く終わりそうな時は連絡してね♪』

ユカにすごい悪いコトをしたよーな気がした。
だけど、ユカはいつも俺の部屋に来ると、部屋を片付けてくれたり、窓際の花を換えたり水をあげたりしてくれていた。

俺のコトばかりをやってもらってばっかりで悪い気がして、たまに早い時間に仕事が終わるコトもあったので、そーゆー時にユカに会おうと思った。


その日、仕事をしていると、吉田さんが俺を呼んだ。
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