【短篇】しおり-AquaTimez-
「マサキ!聞いたぞ、正社員になれるんだってな!おめでとう!」
「ありがとうございます!」
俺達が話していると、エリカがやってきて、
「マサキさん、正社員になったんですかぁ〜?ぉめでとうございまーす♪」
「あぁ、アリガトウ!」
エリカはまだ慣れない部分は多いけど、もうすっかりスタンドの一員としてなじんでいた。
「あたしも頑張ろっと♪」
エリカが俺を見て言った。それに続けて吉田さんが、
「エリカちゃん、最近客にも人気も出てきたからなぁ〜。みんなのアイドルだから、ずっと居てもらわないとね〜。」
「あっ!吉田さんの為に頑張るんじゃないですからねー!」
エリカと吉田さんは、掛け合い漫才のように話をしていた。
正社員かぁ〜。これでやっと仕事も落ち着くなぁ。
そーだ!今日ユカに報告しないと!
仕事が20時に終わり、ユカに電話もメールもしたが、繋がらなかった…。