【短篇】しおり-AquaTimez-
「今」
正社員になるコトをユカに話していた時、ユカが口を開いた。
「あのね、あたし達……別れよぅ?」
……えっ??何で!?
突然言われた予想もしなかったコトに、俺は驚きを隠せなかった。
「えっ?何で!?だって、これから一緒に暮らせるんだよ?どーして!?」
俺は、ユカがなんで別れを切り出したのかわからなかった。
「まーくんは、確かに頑張ってたょ?一緒に暮らせるよーにって。
でも、一緒に暮らせるよーになるってのはうれしいけど、あたしが望んでたのはそんなコトじゃないょ!
毎日会えて、毎日一緒に居れれば、それでよかった…。毎日一緒に居れるだけで、あたしはそれだけでよかったのに……。」
…ショックだった。ユカがそんなコトを思っていたコトと、それに全然気付かなかった自分がいたコトに。
「まーくんは、今は仕事が楽しいんだよね…?」
「…それは、ユカと一緒に暮らす為に、って頑張ってたから…。」
「いつも一緒にいるコトより?それが二人の為だから!?」
ユカの瞳から涙がこぼれていた。
ユカがそんなに寂しい想いをしてたなんて、全然知らなかった。
「あのね、あたし達……別れよぅ?」
……えっ??何で!?
突然言われた予想もしなかったコトに、俺は驚きを隠せなかった。
「えっ?何で!?だって、これから一緒に暮らせるんだよ?どーして!?」
俺は、ユカがなんで別れを切り出したのかわからなかった。
「まーくんは、確かに頑張ってたょ?一緒に暮らせるよーにって。
でも、一緒に暮らせるよーになるってのはうれしいけど、あたしが望んでたのはそんなコトじゃないょ!
毎日会えて、毎日一緒に居れれば、それでよかった…。毎日一緒に居れるだけで、あたしはそれだけでよかったのに……。」
…ショックだった。ユカがそんなコトを思っていたコトと、それに全然気付かなかった自分がいたコトに。
「まーくんは、今は仕事が楽しいんだよね…?」
「…それは、ユカと一緒に暮らす為に、って頑張ってたから…。」
「いつも一緒にいるコトより?それが二人の為だから!?」
ユカの瞳から涙がこぼれていた。
ユカがそんなに寂しい想いをしてたなんて、全然知らなかった。