【短篇】しおり-AquaTimez-
10月に入ってちょっとしてから、久々にまーくんに会えるコトになった。
あたしは、電車を降りて走って出口に向かった。だけど、人が多くて、出てくるのはやっぱり最後の方。
まーくんを見つけて、まーくんのトコに走って行くと、まーくんは、あたしをギュッって抱きしめてくれた。
すごぃうれしかったけど、10日くらぃ会わないだけでも寂しかったから、なんだか泣きそぅになった。
その日は、まーくんはずっとあたしと一緒に居てくれた。

また数日後、まーくんからメールがきた。だけど、その日は友達と会う約束をしてたから、まーくんと会うコトはできなかった。…ぅうん、ホントは最近、なんか気持ちが複雑だったのもぁる…。
会わない時間に慣れちゃうと気持ちってどんどん薄れてくのかなぁとか、あたしの為に頑張ってるまーくんも、今は仕事の方がダイジなのかなぁとか、いろいろ考えちゃぅ……。

それからまーくんとは2週間くらぃ会わなかった。もう寂しさに耐えるのがキツかった。
その日は、まーくんから仕事が早く終わるかも、ってメールがきたから、スタンドに迎えに行ってみよぅと思って、スタンドまで行った。
ぃつもと違うコトやってみたら、ちょっとでもなんか気持ちもおさまるかなとか、もうじき、まーくんの正社員の話もはっきりするだろーから、また前みたいに戻ってずっと一緒に居られるのかなぁとか、そんなコト考えてた。

あたしは、スタンドに着いて、まーくんのトコに行こぅとした…。
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