【短篇】しおり-AquaTimez-
「あの女の子、カワイイね…。」
また、ビックリした顔してた。なんで知ってるの?みたいな顔…。
バイトで入った娘で教育係なんだって。
そんなに否定しなくたっていーのに、焦って否定するみたいにして…。
見たんだから…。楽しそぅに二人が話してるトコ。
たとえ、まーくんがそーゆー感情じゃなくても、あの娘は間違ぃなく、そーゆー感じだった…。
女にはわかるんだょ…、まーくんは鈍感なんだから…。
あたしはまーくんに、しばらく会わなぃコトを告げた。
…ぅうん、もう、会ぅのは、これで最後になると思う…。
まーくんが出て行った後、あたしは膝を抱えてずっと泣いてぃた…。
初めて会った時からのコトを思い出してた。夜景の見えるトコで告白されたコト、まーくんの誕生日を二人でぉ祝いしたコト、…ずっと二人で居よぅねって、まーくんがあたしを強く抱きしめてくれたコト……(泣)。
思ぃ出すと、涙しか出てこなかった……。
ずっと言ぃだせずにいたけど、あたしには断ろぅとしてたアメリカ留学の話があった。まーくんと出会った頃から、もぅ留学なんかしなくてもぃーや!って思ってた…。
でも、まーくんと別れよぅとしてる今、あたしはすでに、アメリカ留学の話をうけるコトにしていた。