キミといたい
ウエイト室


ガラガラガラガラ


今日はどの部活も使ってないみたい


良かったぁ…


いたら困るし!


って思いながらも近くの椅子に腰を降ろした


ふぅ~まだ来てないんだぁ


少しだけ安心感


って今来てないとか気づくあたし


本当バカ


そんなこと考えてる内に



ガラガラガラガラ


「ごめん!待った?」


声がして振り返ると


あっ……


そこには、短髪でタレ目だけどヤンキー系の人が


って…

えぇーーー!


あたしがあたしが


春に春に


かっこいいって


言ってた人じゃーーん!


あたしはポカンと口をあけてたみたいで


「ん?」


って彼は首を傾げた


「あっあの…初めましてです。あっ。あたしはですね、あの、菅野えなでしゅ」


あたしバカ


噛んじゃったし


「ぷっ(笑)菅野えなとか知ってるから(笑)えなちゃん面白いね」


とゆうちゃんさん爆笑してます

「ゆうちゃんさんですか?」


あたし、またバカ発言


「そっ。ゆうちゃんさんですよー(笑)」


バカにしてる!


あたしはほっぺを膨らまして
怒った


フン(怒)


「おこらないのー☆てか,ゆうちゃんさん爆笑!ゆうちゃんでいいよ?」


「じゃあ、ゆうちゃんって呼びますね☆」


「機嫌治ってるし!俺はえなって呼ぶわ」


「はいっ」


それから,


友達の話、学校の話、家族の話

たくさんの話しをした


初対面には思えないほど


2人で爆笑し


しらなかったところがたくさん分かった気がした


2人の距離が今日で


ぐんっと縮まった


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