【キセコン】冷やし中華はじめました!
「あの震災以来、節電の意識は国民にも定着しつつあります!ただ、エアコンの快適さに慣れてしまった国民が、あの暑い夏にもそれを続けてくれるかどうか……」
クール・ビズもいいが、何しろ夏の暑さと言ったら裸でいても暑い位である。電力需要の伸びは、避ける事は出来ないであろう。
すると……
「夏は暑いからダメだと言うんだね?」
突然、幹事長が真剣な顔で私にそんな事を尋ねて来た。
「それはまぁ、当然と言えば当然の論理だと私は思いますが……」
今更、そんな当たり前の事を私に訊かれても困る。
もしも、夏の暑さを自由にコントロール出来るというのならば、話は別だが……
真剣な表情で考え込む幹事長の真意が掴めずに、私は暫くの間幹事長の前で無言のまま、その様子を傍観していた。
一分……二分……
そして三分が過ぎた。
先程から、煙草の煙をくゆらせながら何か真剣な表情で思案していた幹事長が、突然意味不明な事を言い出したのだ!
「じゃあ、今年の夏は
暑いのをやめるかぁ~」
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