病的彼氏
出会い

「合コン?!」
私の名前は加護栞。
自慢じゃないけど何気にいい会社に勤めている(立場は下だけど)。

「人数足りないんだ!お願い!!シオリ来てーっ」
この子は私と同じ職場で働いている私の友達の棺菜。

「やだよ、あたし合コン苦手だし」
「そこをなんとかっ!!」

「…」


あたしの性格上、頼まれたら断れない。



ということで――、

「どーもっ!空汰です!ソラタって書いてクウタです!!」
「「わー」」
「…」
「ちょっと!」
「ん?」
「シオリの番だよ自己紹介!!」
「あっ、ごめん!あ、えとシオリです…」
「終わりかい!(笑)」
クウタくんに突っ込まれた。
「あ、うん」
「んじゃ、次お前だよ」
「…伊井之翼」
あたしと並ぶぐらいの自己紹介をするタスクくんにカンナがすかさず言う。
「タスクくんって字どうかくのー??」
「つばさ」
「へー!ぢゃあ次はミホ!」
そういってどんどん自己紹介を進めていくカンナ。



…はやく終わらないかな…。

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