バンドに賭けた思い(仮)



 転校して数日が経ち私は大分学校になれたころ…

「あ!蒼羅おはよ♪」

『燐おはよ〜』

「蒼羅〜おはよ!!」

『うわっ…亮くんおはよ…』

「離れろ…亮」

 後から来た西條君は抱きついてきた亮くんを離してくれた

「ちぇ…」

『西條君おはよ!』

「あぁ」

「…」

その横を本を読みながら通り過ぎようとした神宮君
『あ!神宮君おはよ!』

「…はよ」

『本を読みながら歩くと電柱にぶつかるよ』

「…ぶつかんない」

『そんなことないよ!絶対ぶつかる』

「…何で?」

『え?だって私ぶつかったことあるもん』

「…それあんただけ」

『え〜そんなことないよ』

「蒼羅と一緒にされたくないって」

『燐…それ傷つく…』

そんなやり取りをしながら校門に近づくと

「こらぁ!!!西條っ」

という怒鳴り声が響いた
「うわっめんどくせぇ…」

「お前は何度いったらピアスを外すんだ!あと髪の色!!!」

西條君に怒鳴り混んでいる鬼島先生がいた

「っせぇな…」

「まぁた捕まっちゃったよ」

「運が悪いわね…西條君」

「…はぁ」

怒鳴られている西條君を見てそんなやり取りをしている

『ん?あ鬼ちゃん先生!!!おはようございます』

「おぉ〜遠山君じゃないか」

「「鬼ちゃん先生!?」」
『転校初日に姫路先生が職員室に来るまでの間一緒に将棋をやってたんだよ』

「…恐くないの?」

『誰が?』

「鬼島先生…」

「おい!『うん。鬼ちゃん先生は良い先生だよ』
そ…そうか?////」

そんな会話をしているとチャイムがなった

『あ!また姫路先生に怒られる!!!じゃまた鬼ちゃん先生』

「おぉ〜勉強頑張るんだぞ?」

『は〜い!』

そう言って私は教室に向かって走っていった

残された四人はと言うと…

「何か…凄いよね蒼羅って」

「うん」

「何か俺助かったし…」
「珍しい人材…」

と唖然としていた




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