バンドに賭けた思い(仮)
school☆life
『予感的中…』
嫌な予感はしてたんだけどさ…
まさかさ…校内で迷子になるなんて…
前の学校じゃ考えられないよ…
『はぁ…どうしよう…』
「ねぇ?君転校生?」
『え?』
うわ…カッコいいって言うよりかわいい!!!
私に声をかけてきた男の子は栗色の短い髪にくりくりの目
身長は私より少し高いぐらいの美少年
「聞いてる?」
『え…あっはい…転校生です』
「やっぱり見ない顔だから…しかも迷子ってやつ?」
『うっ…』
恥ずかしさのあまり俯くとクスクスと美少年は笑った
「職員室まで案内してあげるよ」
『本当!?ありがとう』
「うん」
そうして私は美少年に職員室の前まで送ってってもらった
……――――
…――――
『ありがとう!えっと…』
「ん!俺は柴瀬亮[Sibase Ryou]ヨロシクね」
亮くんか…
『私は遠山蒼羅ヨロシクね』
「またね!蒼羅」
そう言って美少年…じゃなくて亮くんは手を降って走っていった
かわいい…神様は不公平だよ…
そう思いながら私は職員室に入って挨拶をした