バンドに賭けた思い(仮)
「じゃ呼んだら入ってね」
『ん〜…眠い…』
「遠山さん!!!」
『はいっ…分かりました!!!』
また怒られた…
姫路先生が教室に入った後ブルーになった私は廊下の窓から真っ青な空を見ていた
『屋上からならもっと綺麗な空が見えそう』
「遠山さん…入っていいわよ」
『はい…』
ヤバい…緊張してきたかも…
そんなことを思いながら教室に入ると
「あ!蒼羅だぁ」
『え…あ!亮くん』
再会を果たした
「自己紹介…ね」
先生…目が笑ってないですっ…
『…遠山蒼羅です。よろしくお願いします(ニコッ)』
前にお母さんに教えられたように満面の笑みを浮かべると
「めちゃくちゃかわいい…//////」
と女子も男子も顔を真っ赤にさせた
「じゃあ…遠山さんの席は…窓際の真ん中の席ね」
『はい』
言われた通り席につくとふわ〜…と涼しい風が窓から流れてきた
眠くなるいい席だなぁ…
「…ねぇ?」
亮くんと離れたのは軽くショックだったけど…ラッキーな席で良かった
「わ!」
『何!?』
「遠山さん!!!」
『すみません…』
突然耳元で大声を出された驚きで席を立ったので見事に姫路先生に怒られた
「ごめんね…」
『ううん!私こそ気づかなくて』
「私遠藤燐[Endou Rin]燐って呼んでね!!!」
うわぁ〜綺麗な子だなぁ…
『私も蒼羅って呼んで』
すっかり意気投合した私と燐はホームルーム中にずっと話し込んでいた
「ね!蒼羅は亮くんと知り合いなの?」
『う〜んと…さっき…「そ!知り合いなんだ!!ね蒼羅」
うわっ…亮くん!?』
突然抱き付いてきた亮くんに戸惑いを隠せないでいた