茜の空
『この口がそういうこと言うのかなぁ?』
ムカつくから修二の頬をつねってやった。
『イテテ…!!』
それを見ていた朋美は呆れかえってる。
『だからぁ、そんなふうにじゃれるから周りが誤解するんだよ。ほら見てみな。今注目の的だから。』
辺りを見渡すと目立っていたのか、
みんなが見ていた。
ゲッ…!!
『ご注文は?』
間を割って入ってきたのは準。
朋美はビックリして『準くん!?』
と声が裏返る。
『あ、わかりました?お久しぶりです。』
『いやーん!可愛い!一瞬わかんなかったけど、似合うね~!』
まぁ、この際紹介でもしとくか。
私は準を修二に、修二を準に紹介した。
お互い会釈して、準はもう一度注文を
聞き直す。