茜の空



『このまま終わるのは何か寂しすぎるから。いつかまた、どこかで会った時は、今度こそ色んな話聞かせてよ。』



『うん、うん。』



『ハハ。泣くなよ。笑って見送りたいのに。俺も夢見つけて頑張るよ。んで、いつか別れて損した~って後悔してもらうから。』



優しく髪を撫でてくれた正樹に、
笑顔を返す。



『じゃあ、行くね。』



正樹も笑顔で応える。



後ろを振り返らぬまま、私は日本を
発った。



それからは、連絡もとってないな…。
今頃、どうしてるのかな。






×××××××××××××××××××






『友香!聞いてる??』



『えっ!?』



話は戻って、今、私は朋美に連れて
来られたバーにいる。














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