兎小屋 〜side:♀〜
今日も放課後、部活に入っていない私は、兎小屋へと向かう
「はい!茶々、ごはんですよー」
兎小屋に着いた私は、お腹を空かせている茶々に餌をあげる
茶々とは、ウサギの名前
もちろん
私、里村卯月(サトムラウヅキ)が命名した!
「じゃ、茶々。大人しくしててね?今からお掃除するからね」
一旦、茶々を大きめ段ボールに隔離して、小屋の掃除を始める
床を掃いて
ごみを取り除いて
あとは、水でバシャぁっと
「んしょ…っきゃ!」
重いバケツに夢中だった私は、小さな段差に気づかなかった
その結果…床に流すはずだった、バケツの水はすべて私に降り注いだ