兎小屋 〜side:♀〜
「茶々、お待たせぇ」
生徒会室を飛び出して、ノンストップで兎小屋まで走ってきた
やったぁ!
見ちゃった!
私の言葉に、大島くん…
皐月が、真っ赤になった!
私しか知らない、彼が見れた気がして嬉しかった
「茶々、ありがとう」
そう言いながら、茶々を抱き締める
茶々がいたから…
彼を好きになれた
私と皐月を巡り合わせてくれた
兎小屋
ここで始まった、私の恋
これからも
ずーっと続きますように
そんな願いを込めて
今日も、私は兎小屋の掃除をする
―END―