生きてるロボット
☆彼らの能力
バタン―――
彼女がこのリビングを出ていって、少しの間静まった空間だった。そして、口を開いた物がいた
「これがあたえられた能力ってわけねぇ」
初めて口を開いた甘い顔つきの04。女タラシという初期設定がある
「とりあえずさ、トレーニングルームに行ってみようよ。自分が何が出来るのかとか知りたいしさ」
「あぁ、そうだな」
トレーニングルームというのはこの屋敷にある少し変わった所。超能力のトレーニングルームなだけあって各能力に合わせた設備が揃った大きな一室だ。ざっと100畳ある。解放感にあふれ、1日居ても飽きないような造りになっている
「着いたのはいいけど自分が何を出来るのかとか知らないから唱えられないよ」
自分の能力が何なのか理解してないらしい。そんなとき頭脳派の一体が一輪挿しのバラに向かい、手をかざし唱えた
「フリーズ」
キリキリキリ…
バラは一気に凍りつき、花瓶の水も氷となった
バラを触ってみると、液体窒素に浸けたようにパリパリと砕け落ちた
「すげー…」
「お前らも目を閉じてみろ一気に情報が入ってくる」
「まじでか!!」
そういって、自分の能力を知らない3体は目を閉じた