ちょこれーと
メールが届いたのか
三侑が後ろを振り向いた
【あ・り・が・と・う】
口パクで
そう言った。
私は精一杯にニコってわらった。
笑った後に、秀の方を見る。
下を向いてケータイを弄っている。
ケータイを弄る時、髪を触る癖。
秀を見ていると泣きたくなる
心が締め付けられるように苦しくなる
悲しいときに見る秀の笑顔で私も笑顔になれる
秀を好きでいるだけで
私は
元気になれる
秀と話したらその日一日が笑って過ごせる
でもね
私が選んだのは友達。
秀を忘れなきゃ。
私は三侑を応援するんだから・・・・
きれいごとでもいい。
大切な二人が幸せになってくれれば
きっと私も幸せだ。
そう思う。