ちょこれーと




風呂場にはシャワーの音だけが響く




シャワーが温かくなる前から関係なしに頭からかぶる




消えろアイツらの匂い



手首にはあの時に付けられたアザ






うがいを何度もする。
洗顔をしながら唇を何度も擦る




アイツらが触った所は赤くなるまで
擦った





また涙かでる




とまらない






だけど早くお風呂から出ないと・・・・





「麻美〜!!秀くんが晩御飯待ってるのよ〜!!早くしなさい〜」


母さんの声



「・・・はい」







タオルで体を拭くとき

自分の身体の赤さに驚いた

擦ってる時は一生懸命で自分を忘れてた・・・





< 23 / 36 >

この作品をシェア

pagetop