純情恋うた
「今日は『ベースのやり方でわからないところあるから教えて』って言う作戦だったろ!?」
「そうだけどぉ…」
「なんでお前はいつも…!」
「だってしょうがないじゃん。………松岡くん…カッコイイんだもん」
呆れてため息をつく先生。
「そんなんだからいつまで経っても進展しねぇんだよ」
「うぅ…」
遅くなりましたが、私は花形 穂乃香[ はながた ほのか ]。
高校2年生。
「次はなにがいいかなぁ…」
この人は、私が入っている軽音部の顧問の北川 裕也[ きたがわ ゆうや ]先生。