告白 -スナオナキモチ-
「何でもないよ!!」
「つか、何で俺は呼び捨てじゃないの?」
「は?」
「いや、ついでだし。」
「あははっ!わかった」

「「…。」」

「…あー…あんさ。」
「何?」

「この前の事なんだけどさ…。」

―この前―
それは、きっと私が一樹に過去の話をしたときの日だと思う。

「…うん。」

「あんとき、お前の過去とか知らないで軽々しく聞いたりして…、本当に悪かった。」

< 37 / 48 >

この作品をシェア

pagetop