最強少女と最強の男たち
変わらないドア・・・

トントン

「どうぞ。」

大人っぽくなった声

ガチャ

「シエル?」

「えっ?雪菜?」

「久しぶりだね。シエル。」

「雪菜!!」

ギュッ

「きゃ・・」

「ずっと会いたかった・・・」

涙を流した。

「ごめんね。あなたを傷つけたから会う資格がなかったから・・・」

「資格なんて関係ない。会ってくれるだけで・・・そばにいてくれたらよかったんだ・・・」

「ごめん。」

「いいよ。謝らなくていいよ。あの約束守ってる?」

「う・・ん・・・」

「ならよかった。あの約束は絶対だよ。」

あの約束・・・か・・・

私は守れているだろうか・・・

あれを破ってしまったらシエルはまた感情が消えてしまうだろう・・・

一人になってしまうだろう・・・
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