最強少女と最強の男たち
雪マ「暴走・・・」

春「暴走って何なのですか?」

雪マ「代々女性は髪の色が変わるのは知ってるよね?」

春「ああ。」

雪マ「あれは力を持っているからなの。凄く昔暴走した人が居たの。その人は感情が消えた。またある人は死んだ・・・」

春「じゃあどちらとも・・・」

雪マ「そう。必ず何かを失う。それが命か感情か、どちらか・・・」

春「そんな・・・」

雪マ「止める方法がない。止まっても・・・」

「あはははははははは!!うっ!ゲホッ!あは!血だぁ~!俺もうすぐ死ぬんだぁ~!あはははははははは!!」

雪マ「選択が決まったみたいね・・・雪菜は確実に死ぬ・・・」

春「雪菜・・・もうやめてくれぇ・・・」

「あは!俺はシャドー。雪菜じゃない!・・・は・・・る・ま・・・みん・・な逃げろ!あはははは!」

春「雪菜!!」

雪マ「最後の力を振り絞った・・・どこまで強大な力・・・もしかすると!」

雪マ「春馬!雪菜を止めろ!自分で死ぬつもりだ!」

春「えっ!」

見ると雪菜が剣をゆっくりと首まで上げ始めた。

春「雪菜!!」

走った。

間に合ってくれ!!

春「っつ!バカなことはやめろ!戻ってこい!」

「何?お前も死にたい?あははははは!!」

春「いいよ・・・雪菜が望むなら一緒に行こう?」

「じゃあ死ね!」

俺は終わりと思って目を瞑った。

「で・・きる・・わけ・・ねぇよ?バイバイ」

そう言って首を切った。

『雪菜!!』

あはは・・・最後は泣き顔か・・・

みんなのバカやって笑ってる顔見たかった・・・

バカだな・・・俺・・・私は・・・

そう思いながら意識が飛んだ。
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